笑わないシンデレラ
「どうせお前ら仲間がほしいから悪口言ってたとか言ってんだろ。」

「なっ!違うわよ!」

「ま、いいけど。でも覚えとけ。
次早瀬に何かしやがったら殺すからな」

その顔はまるで悪魔の微笑みで怖かった。

怖いはずなのに……

私の心臓は高鳴りっぱなし…

どうして?


「早瀬、大丈夫?」

「あっ!あの2人は?」


辻くんの声に我に帰る。
私の目の前にはなぜかあの2人がいなかった。
< 192 / 311 >

この作品をシェア

pagetop