笑わないシンデレラ
「早瀬……」

さっきまでふざけていたのに真剣な声色を使って私の名前を呼ぶ。

その真剣な声に私の心臓がドキンっと跳ねる。


「5時半に公園に来てくんない?」

「えっ?」

「話がある。」


話って……なんだろう。

まさか私と離れたいなんて言うんじゃ……


そう考えると悲しくなってきた。
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