笑わないシンデレラ
「……んっ……」

「!」

やば……かわいい……
好きな女に隣で寝られたら、理性なんて保てるわけがない。


「杏奈…」


彼女の名前を呼ぶと、優しく唇にキスを落とした。


ごめんな、早瀬……
勝手にキスなんかして…

でもほんとに好きなんだよ。

正直、幼なじみなんて忘れて早く俺を好きになってもらいたい。


しかし好きって言えないのは早瀬がまだ幼なじみのことを忘れられないから


だから…この気持ちを打ち明けるつもりなんてない。
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