笑わないシンデレラ
「杏奈ちゃんの笑った顔がすごく好きなんだって。見てると元気になれるって。今日、一緒に登校した時「早瀬を絶対俺のものにするって言ってたよ。」


辻くんとは朝、教室で目が合った時逸らされてもう嫌われてしまったと思い込んでいた。


だけど……

まだ辻くんはわたしのこと好きでいてくれた。

頭の中の選択肢は1つしか残っていなかった。


「わたし、辻くんに告白してくる!」


そう言って走り出した。
大好きな彼の元へと。
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