笑わないシンデレラ
竜ちゃんは笑ってはいたものの……厳しい口調でそう言った。


「とっとと幸せになれよ!」


どんっ!


力強く肩を叩かれた。
痛みが全くないのはどうして?


「竜ちゃん……ありがとう。」


わたしは泣きながら笑った。


えっ!


「竜ちゃん⁉︎竜ちゃん!」

だんだんと竜ちゃんの笑顔が薄くなっていく。

「やだっ!行かないで!竜ちゃん!」


竜ちゃん-----
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