笑わないシンデレラ
「俺も好き。」

1番の子は見事に告白が成功して周りから、冷やかす声や祝福の声があげられた


いいな。


好きな子と両想いになるってやっぱ、幸せなことなんだよな。


「……くん……辻春人くーん。いたらステージにあがってくださーい。」


早瀬のことをぼーっと考えていた俺に司会者の声なんて聞こえない。


「おい、春人。お前呼ばれてる!」
「はっ?」


和樹に肩を叩かれ、はっとなる。


俺?


めんどくさい。
女子には結構、言い寄られているし。


気だるい感じで歩き、ステージを登る


「辻くん……」

そこにいた人物に目を見開いた。
だってそこにいたのは……
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