笑わないシンデレラ
「綺麗だったね。」
「うん。めっちゃ、カップル多かったな」
「クリスマスだもん。」
デートの帰り道、手をつなぎながらイルミネーションの感想を言い合う私と辻くん。
「うわっ!」
びゅう……っと、強い風が吹いてよろける。
「大丈夫か?」
「ありがと。」
ぎゅっと私を支えるように手を握る力を強めてくれた。
さっきまで粉雪だった雪が次第に強まっているのがわかる。
私の家に着く頃には吹雪みたいになっていて、目も開けられないくらい真っ白になった。
「うん。めっちゃ、カップル多かったな」
「クリスマスだもん。」
デートの帰り道、手をつなぎながらイルミネーションの感想を言い合う私と辻くん。
「うわっ!」
びゅう……っと、強い風が吹いてよろける。
「大丈夫か?」
「ありがと。」
ぎゅっと私を支えるように手を握る力を強めてくれた。
さっきまで粉雪だった雪が次第に強まっているのがわかる。
私の家に着く頃には吹雪みたいになっていて、目も開けられないくらい真っ白になった。