笑わないシンデレラ
「わた、わたしじゃない……」
怒鳴り散らす彼女に肩を跳ねさせつつも、小さな声で否定する……
「な、わけないでしょ⁉︎あんたの引き出しから出てきたのよ⁉︎」
でも……私じゃない……
私は取ったりなんかしないよ……
「うわー。早瀬さん、美人だと思ったのになー。」
「人の物取るとか最低。」
「犯罪じゃーん。」
クラス中の嫌な声が聞こえる。
あ……涙が……
がたんっ!
「早瀬!」
倒れた自分の机を足にぶつけつつも、教室から走り去った。
後ろから聞こえたのはあの人……
辻くんの声。
もうダメ……
誰も助けてくれない。
助けてよ、竜ちゃん……
怒鳴り散らす彼女に肩を跳ねさせつつも、小さな声で否定する……
「な、わけないでしょ⁉︎あんたの引き出しから出てきたのよ⁉︎」
でも……私じゃない……
私は取ったりなんかしないよ……
「うわー。早瀬さん、美人だと思ったのになー。」
「人の物取るとか最低。」
「犯罪じゃーん。」
クラス中の嫌な声が聞こえる。
あ……涙が……
がたんっ!
「早瀬!」
倒れた自分の机を足にぶつけつつも、教室から走り去った。
後ろから聞こえたのはあの人……
辻くんの声。
もうダメ……
誰も助けてくれない。
助けてよ、竜ちゃん……