笑わないシンデレラ
散々迷ったあげく、私が選んだ服装はふんわりした白い純白なワンピース。
携帯を開くと後5分しかないことがわかり、勢いよく部屋から脱出して待ち合わせ場所まで走った。
竜ちゃんは既に到着していて携帯を見ている。
「竜ちゃーん!」
横断歩道を通った先にいる竜ちゃんに大げさに手を振る私。
そして会えたことが嬉しくて、左右確認もせずに横断歩道を飛び出した。
「杏奈!危ない!」
「えっ?」
竜ちゃんが立ち上がって私に向かって怒鳴る。
何のことか理解するのに時間はかからなかった……
キキィーッ……
赤い車が迫ってきて、急ブレーキをかける音が近くで聞こえた。
気付いたら車は私のすぐ傍まで迫ってきていた。
引かれるっ!
避けることもできずにぎゅっと目を瞑る。
携帯を開くと後5分しかないことがわかり、勢いよく部屋から脱出して待ち合わせ場所まで走った。
竜ちゃんは既に到着していて携帯を見ている。
「竜ちゃーん!」
横断歩道を通った先にいる竜ちゃんに大げさに手を振る私。
そして会えたことが嬉しくて、左右確認もせずに横断歩道を飛び出した。
「杏奈!危ない!」
「えっ?」
竜ちゃんが立ち上がって私に向かって怒鳴る。
何のことか理解するのに時間はかからなかった……
キキィーッ……
赤い車が迫ってきて、急ブレーキをかける音が近くで聞こえた。
気付いたら車は私のすぐ傍まで迫ってきていた。
引かれるっ!
避けることもできずにぎゅっと目を瞑る。