男嫌いの美少女
男子生徒
「ねぇねぇ、俺らと一緒に抜け出さない?」




は?入学式の日にナンパ?

そう思い、一度立ち止まったが

まぁ、私達じゃないはずだよね?と思い
また歩き出した。


美桜
「私達な訳ない…よね?」


あ、美桜もそう思ってたんだ。

麗華
「さぁ?美桜はともかく私はないと思うよ?」


美桜
「ボソッ無自覚」


ん?なんか言った?


そう聞こうとしたけど、ナンパ男が先に話しかけてきた。


ナンパ男
「ねぇねぇ気づいてないの?
君たちだよ。そこの二人組」


え?ま、まさか…


恐る恐る振り返ると
案外近くにナンパ男はいた。



少し体が震えて来た。


こ、こないでよ!


そう思っても声がでない。


それを悟ってくれたのか、美桜が言った。


美桜
「ちょっと、あんた!
こっち来ないでよ。
私たちは、ナンパに引っ掛かるようなバカじゃないの
さっさと、失せてよ。邪魔」


その言葉+睨みでナンパ男は去っていった。


た、助かった


美桜
「大丈夫?最近こんな事無かったのに…」




麗華
「大丈夫。ありがと…」


そう言って、少し微笑んで見せた。


美桜
「本当に大丈夫?」


もう、心配性だなぁ

まぁ、心配かける私も私か(笑)


麗華
「うん!(ニコッ)」


そうやって笑って見せると
美桜がため息を着いた。



美桜
「はぁ、もう男の前で笑っちゃだめだからね!分かった?」




え?なんで?



そう思ったけど美桜の威圧感に押され『はい』と言ってしまった。

< 5 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop