キンヨウビノヒミツ
キンヨウビノヒミツ
身体にかかる心地よい重み。
素肌の背中に触れるしっとりとした温もり。
人肌ってこんなにも、気持ちよかったんだ。
誰かと寝るなんて久しぶりすぎて忘れて…
…誰かと…寝る?!
ちょっとまって、誰と?!
一緒に寝る相手、ましてや素肌が触れ合わせる間柄の人なんて思い浮かばなくて跳ね起きた。
まず見下ろしたのは自分の身体。
身につけているのは下着だけ。
頭が真っ白になって、素っ裸じゃないことが良いのか悪いのかまったく判断が出来ない。
そして、視界に否応無く入ってくる…男の手。
…ど、どどどどどどどうしよう?!
やっちゃった?
私、この人とやっちゃったの?!
昨日は会社の飲み会で、楽しく飲んでて…こんな展開に繋がるような事は何一つ覚えてないんだけど。
恐る恐る、その腕をたどってベッドで眠る人を見て、血の気が引いた。
知らない人だったほうが何倍もマシ。
なんで…なんでよりにもよって…。
井上 絵奈
26歳にして初めて、お酒でやらかしてしまいました。
素肌の背中に触れるしっとりとした温もり。
人肌ってこんなにも、気持ちよかったんだ。
誰かと寝るなんて久しぶりすぎて忘れて…
…誰かと…寝る?!
ちょっとまって、誰と?!
一緒に寝る相手、ましてや素肌が触れ合わせる間柄の人なんて思い浮かばなくて跳ね起きた。
まず見下ろしたのは自分の身体。
身につけているのは下着だけ。
頭が真っ白になって、素っ裸じゃないことが良いのか悪いのかまったく判断が出来ない。
そして、視界に否応無く入ってくる…男の手。
…ど、どどどどどどどうしよう?!
やっちゃった?
私、この人とやっちゃったの?!
昨日は会社の飲み会で、楽しく飲んでて…こんな展開に繋がるような事は何一つ覚えてないんだけど。
恐る恐る、その腕をたどってベッドで眠る人を見て、血の気が引いた。
知らない人だったほうが何倍もマシ。
なんで…なんでよりにもよって…。
井上 絵奈
26歳にして初めて、お酒でやらかしてしまいました。
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