美人登録制アプリ
怒りで眼球が打ち震えた。


涙がつたい、美顔用クリームが塗りたくられた頬を濡らしていく。


「...やる」

「は?」

「美人登録制アプリに登録してやる!あれは本物よ。勘がそういってる!」


佐々木はくいっと口角を上げ、愉快そうに嘲笑を浮かべた。


「どうぞご勝手に?中途半端美人さん?」


あたしの心は決まった。理由は、佐々木に煽られたからだ。あたしは佐々木に対抗するように、おおきなため息をついてみせたのだった。


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