いつも側で君を感じるから。
「ほんとにお前らって…。そんな思ってんのに何を怖がってるかねぇ?自分の気持ちに素直になんねーと、後で後悔すっからな?」
「わかってるし。大河に言われたくねーよ」
「…ほんとお前は年下のくせにかわいくねーよなあ!」
笑いながら再びベッドに横になり、スマホを見始めた。
素直になる……。
りりに俺の全てを話したら…どう思うだろう。
やっぱり傷つくよな?
それがこえーよ。
あの笑顔を曇らせる様なことはしたくねーのに。
この時、りりがどんなに悲しんでいたのか、俺は知らずにいた。