いつも側で君を感じるから。
萌乃と泉も私の隣で寝てるし、光喜くんたちもいつの間にか毛布にくるまっている。
時間を確認するともうすぐ0時。
えー…年越し前にみんな寝ちゃったの!?
ムクリと起き上ると、新くんだけがスマホをいじっていたので驚いた。
「新くんっ」
「あ、起きた?」
「みんな寝ちゃったんだね…」
「だからさぁ。俺外に電話しに行って戻ってきたら、みんな寝てやがるし…暇だからスマホのゲームしてたわ」
電話しに行っていたなんて全然気づかなかった。
電話って…みなみさんかな。
「てか、りりが一番最初に寝たからね?俺が電話しに行く前からひとり横になってたし」
笑いながら指を差され、ドキっとする。
「やだー…こたつ暖かかったから気持ち良くて寝ちゃったんだ……」
「寝顔ずっと見てたよ」
「え!?ホント!?」
「ヨダレ垂らして、歯ぎしりして、イビキかいてた」
「えええ!?う、うそっ…」
ショックで言葉を失った。