いつも側で君を感じるから。
「うん。りりに見えてきた」
「で、でも無理しないでね!?さっきは何も考えないで言っちゃったけど、持ち歩くの恥ずかしいでしょ!?」
「さすがに表には出せねーけど、これちいせーし、持ち歩くのにはちょうどいいかも」
そんな風に言ってくれたのが嬉しかった。
「うん、ありがとう…」
すぐに青のウサギも買い、二つを並べてみた。
「改めてみると、マジでりりだな」
「うん、私もこれが新くんに見えてくる」
どちらからともなく目が合い、笑い合った。
私は今幸せで満ち溢れていて。
こんな日が高校生になっても、その先も、ずっとずっと続いていくんだろうって思っていた。