いつも側で君を感じるから。
光喜くんの言葉が胸に刺さった。
どうしよう、そうだよね…私だってすごく楽しみにしてた。
新くんのこと傷つけちゃった?
そんなつもりじゃなかったのに…。
「2人でもう一度よく話し合いなよ~」
萌乃がそう言ってくれたけど…新くん許してくれるかな。
さっきの雰囲気を見てると話しかけづらい。
「え~!私だけ4組ぃ!?」
クラス表の前で萌乃が床に座り込む。
見ると新くん、陽太くん、泉と私が3組、萌乃が4組、光喜くんと智大くんが6組だった。
「もーやだー!せっかくみんなで一緒の高校に入ったのに意味ないー!」
「休み時間会いに行くからっ」
半泣きの萌乃を慰めながら、近くにいた新くんの様子を見ていた。
他中の友達と楽しそうに笑っている。
機嫌、直ってくれたかな…。
せっかく同じクラスになれたのに、気まずいのは嫌だ。
もう一度ちゃんと話し合わなきゃ。
その時、見覚えのある女の子が私たちの横を通り過ぎ、新くんの目の前に行った。