いつも側で君を感じるから。


恐る恐る歩いて行くと、ぶっと笑われた。

「え!?な、なに!?」

「アハハッ。そんな怖がんなよ!嫌そうなのがめっちゃ顔に出てるし!」

ゲラゲラ大笑いされた。

私顔に出てたの!?

両手を頬っぺたにあててみる。

「あんた隣の席だよね?名前なんだっけ?」

「辺見…梨々花だよ」

「リリカ!よろしく~」


突然私の目の前に来て、握手してきた。

軽いな…それに意外とガタイ良いんだ。

この身なりに大きい体、喧嘩とか強そう。

昨日新くんと睨みあっていたことを思い出した。

2人は知り合いなのかな。


「俺ね、リリカに一目ぼれしたかも」

「…へぇ」

「なにその返事、信じてないでしょ!?」

「まぁ。だって私とまともに話したことないのに」

物凄い軽い人だなってだけことは伝わってくるけど。
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