いつも側で君を感じるから。


何度も重ねる唇は次第に熱くなっていく。

「ふ…あっ新く…」

りりの可愛い声が口から漏れた。

息が苦しそうだけど、止められない。

耳の裏の方へと唇を這わせると、りりの体がビクッと反応した。

やばっ、限界だわ。

このまま何も考えずにりりをめちゃくちゃに愛したい…なんて邪な考え、りりにバレたら嫌われそうだ。

俺の好きなこの柔らかい髪をクシャッと撫でて、理性を保った。

「新くん…?」

「わりぃ、がっつき過ぎた」

「そんなことない…苦しいけど…う、嬉しかったよ」

照れながらそんなことを言われた。

せっかく理性を保ったっつーのにコイツは…。

「なんでそんな可愛いんだよ…」

「えっ?」

「KINGとのことが終わったら…りりの全部が欲しいんだけど」

「全部…」

「いい?」
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