いつも側で君を感じるから。
「うん、そうだよ」
「かっこいいじゃーん!」
本当、すごいかっこいい。
この前会ったときは可愛い感じが強かったんだけど、今日はなんかちょっと違う。
雄感が増したというか…。
「なに?俺に見とれてんの?」
新くんが私の横に来て笑っている。
久しぶりに聞く新くんの声。
ずっと聞きたかった…
「えっあ……、だってなんか別人みたいで……」
「これ新しいから嫌なんだよな、すげー真っ白でしょ」
特攻服の袖を伸ばして私に見せてきた。
新しいからか……新くんが特に光輝いて見えたのは。
萌乃が、「はじめましてー!」と挨拶している。
なんか目がハートになってる気が……。
でも、誰だってこんな姿見たら目がハートになるよね。
「おっ、泉のコーラちょっとちょうだいっ」
光喜くんは泉が飲んでいたコーラのペットボトルを取り上げ、ごくごくと飲んだ。