人間失格ゲーム
みんなが固まる。

なんかいつもの呪いとは違う。


そんな事は誰でも容易に想像できた。

呪いの解き方がない…?そもそも成功例がないってどういうことなの…?

わたしは疑問に思った。

「……は?ふざけんじゃないわよ?」

誰かが言った。

「バカじゃないの!そういうものだからすぐ失敗するんでしょ!アタシもう知らないっ、帰るから!」

花奈だった。

「だって用意するのはロウソクだけだぜ?メンバーも揃ってるしやるのは今日なの!もしかして怖いとか?怖いなら帰れよ。その代わり、もしこの呪いが成功したら今度はお前を呪うからな」

健がニヤリと笑う。

「あぁーー!もう、やればいいんでしょ、やれば!!!」

花奈がキレ気味で建に立ち向かう。

じゃれてるのか何なのか…。
わたしはフゥとため息をついた。
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