また桜の舞う此処で
それからが早くて、

だんだん君に会えなくなった。

君のことが心配過ぎて1日が

あっという間だった。

君に「どうしたの?」って聞くと

いつもはぐらかしてたね。

私でも変だなって思ったけど、

君が弱々しく笑うから深く聞けなかった。

それからは全然会えなかったね。

けど、私は毎日桜の木の下で

絵を描き続けた。

ここじゃないと君に会えないから、、、

曇ってた日もずっと絵を描いてたな。

「久しぶり。」

そう言って突然現れた君は、

少しやつれているような気がした。

また「何かあったの?」って聞くけど、

上手くはぐらかすよね。

その度に私はイライラしてて

でも、いつも君がなだめてくれた。
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