◇◆お姫様のティアラ◆◇
「ここ保健室!!」
「誰もこねーよ……」
そう言って私の服の中をモゾモゾ動くたーちの手。
くすぐったいよ……。
ヤバイヤバイヤバイ!!
限界っ!!!
「す………っ!
スト―――――プ!!!」
「……んでだよ?」
ムスッとしたたーち。
怒っちゃったかな?
「もう……………、げっ……限界です。」
片手を上げて参りましたのポーズをとる。
「…、別に無理矢理ヤろうなんて考えてねぇーよ!」
スッと私の上からどく、
「たーち……なんかあったんでしょ?」
「……、別になんもねーって。」
「たーちは嘘が下手くそだね!
顔に出てるよ。」
「…っ!」
びっくりした顔で私を見るたーち、やっぱなんかあったんだ……。