◇◆お姫様のティアラ◆◇
てなわけで蛍に地図を書いてもらってたーちの家の前…………、
これ………?
だよね、
そこには小さめでボロボロのアパート。
佐伯、佐伯………
ここだ!
鳴るか鳴らないかもわからないチャイムを押す。
家の中からわずかに聞こえるチャイムの音、
よかった!
ちゃんと鳴ってる!
「はい。」
「たーち!」
「天愛羅!?
なんでここに………?」
「蛍に家聞いたの!
今日学校来なかったし、連絡もなかったから…。」
「あぁ!、わりぃー!
ちょっとダルくてさ、明日は行くから!」
「絶対だからね!」
「おう!」
それからたーちとわかれて家まで帰った。