嘘の朝

『__つづいて2レーンは大林拓海』

___キャー


歓声と共にジャンプ台へ上がり
思い出す

_ _ _ _

「こわいっ」
「大丈夫!姉ちゃんがいる。はやく入ってみ」

_ポチャンッ

「うわぁっ!!」
「拓海、掴んで」
「えぇっ〜〜ん…」
「姉ちゃん居るから怖くないでしょ?」
「…うん」

_ _ _ _

あんなに水嫌いだったじゃん

『拓海く〜〜ん!!』
『頑張れ』

なのにさ

『拓海ファイトー』

今は皆んなに応援されて

私が支えてた姉の役目はもうないのかな

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