いじめ ―きっかけは―
翌日、嫌々ながらも学校に行ったら
昇降口で柚花に会った。
「美海、昨日返信くれなかったけど
大丈夫?
あたし、味方だよ!」
気を使い気味に声をかけてくれて
嬉しかった。
「うん…柚花…ありがと…
返事返せなくてごめん…。」
下駄箱の中には何も入っていなくて
ホッとした。
2人でスロープを無言で歩き、
教室の前まで来た。
───ガラガラと…
勇気を出して踏み入れた1歩。
「あ…美海ちゃん、おはよ!」
そばにいて、昨日声をかけてくれた
瑠夏ちゃんが声をかけてくれた。
「瑠夏ちゃん、おはよ…!」
だけど、私が気になるのは瑠夏ちゃん
ではなくて私の机。
もうちょっと詳しく言えば私の机の
後ろの愛美の席───
昇降口で柚花に会った。
「美海、昨日返信くれなかったけど
大丈夫?
あたし、味方だよ!」
気を使い気味に声をかけてくれて
嬉しかった。
「うん…柚花…ありがと…
返事返せなくてごめん…。」
下駄箱の中には何も入っていなくて
ホッとした。
2人でスロープを無言で歩き、
教室の前まで来た。
───ガラガラと…
勇気を出して踏み入れた1歩。
「あ…美海ちゃん、おはよ!」
そばにいて、昨日声をかけてくれた
瑠夏ちゃんが声をかけてくれた。
「瑠夏ちゃん、おはよ…!」
だけど、私が気になるのは瑠夏ちゃん
ではなくて私の机。
もうちょっと詳しく言えば私の机の
後ろの愛美の席───