いじめ ―きっかけは―
「ご親切に、趣味特技まで。
俺の名前は有馬 翼。
趣味なし。
特技ゲーム。
理由は暇な時はゲームをしていて
いつの間にか得意になったから。」
その子の紹介は普通だったと
思うんだけど…有馬って言った。
だから少しビックリしながら
聞いてみた。
「有馬…?」
「そう。だから席隣。」
あ、そっか。
「…じゃあ何で自己紹介の仕方
真似するの?」
「…そんなつもりはない。」
…くだらなくなってきて
窓の外を見た。
校庭なんて見えない。
ただ、桜の木がある。
入学式の日にちゃんと咲くんだから
偉いんだよね。
『こんにちは。
私、美海。
桜さん宜しく。』
私は勝手に桜を友達にしたけど…。
俺の名前は有馬 翼。
趣味なし。
特技ゲーム。
理由は暇な時はゲームをしていて
いつの間にか得意になったから。」
その子の紹介は普通だったと
思うんだけど…有馬って言った。
だから少しビックリしながら
聞いてみた。
「有馬…?」
「そう。だから席隣。」
あ、そっか。
「…じゃあ何で自己紹介の仕方
真似するの?」
「…そんなつもりはない。」
…くだらなくなってきて
窓の外を見た。
校庭なんて見えない。
ただ、桜の木がある。
入学式の日にちゃんと咲くんだから
偉いんだよね。
『こんにちは。
私、美海。
桜さん宜しく。』
私は勝手に桜を友達にしたけど…。