いじめ ―きっかけは―
❺ 私と愛美と柚花と…。
第5章
お弁当は、半分くらい食べて
かばんにしまってしまった。
「はいー授業始めます…
席着いて…。」
───ガラガラと扉を勢いよく開けて
池村先生が入ってきた。
私は、その授業の途中にこっそりと
携帯を取り出した。
1番前で1番端っこ。
見つかりにくいし、
もし見つかったとしても、
隣の翼か後ろの愛美に、だから、
安心出来る。
まあ、多分他の生徒に見つかっても
告げ口はされないだろうけど…。
------------------------------
発信者:有馬 美海
宛先:田邨 柚花
日付:08/4/11 13:05:30
表題:柚花へ
本文:
柚花、今日の放課後、
ちょっと話せる?
------------------------------
送信っと。
ヴーヴーヴーヴーヴー…
お弁当は、半分くらい食べて
かばんにしまってしまった。
「はいー授業始めます…
席着いて…。」
───ガラガラと扉を勢いよく開けて
池村先生が入ってきた。
私は、その授業の途中にこっそりと
携帯を取り出した。
1番前で1番端っこ。
見つかりにくいし、
もし見つかったとしても、
隣の翼か後ろの愛美に、だから、
安心出来る。
まあ、多分他の生徒に見つかっても
告げ口はされないだろうけど…。
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発信者:有馬 美海
宛先:田邨 柚花
日付:08/4/11 13:05:30
表題:柚花へ
本文:
柚花、今日の放課後、
ちょっと話せる?
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送信っと。
ヴーヴーヴーヴーヴー…