いじめ ―きっかけは―
「そんなに翼が考えるわけないじゃん!
 そんな頭良いわけないじゃん!
 あはは…。」


「そうなんだよねぇ…
 他のあたしの美海に対しての行動も
 愛美の命令なんだ…
 例えばあのメールとか。」


「あ…そうなんだ。」


「本当に…
 美海、ごめんね。」


でも、もう良いんだ。
人を許せるようになった。


愛美は私達に関わるのをやめ、
隣のクラスの女子をからかい始めている。


もしこれがいじめになったら…。


「「その時は私達の出番だね!」」


私は、柚花と顔を見合わせて、ニコッと
笑いあった。


THE END

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