僕が前に進むのは
タイトル未編集
僕は前に進んでいく。
でも望んで進んだことなんて一度もない。
僕は変わりたくないんだ。
昔っからそう。

変わりたくない。
変わらなければいいのに。
一生、このままで。



そう思うけど、でも僕は時に前進を強要される。

進め、進めと背中を突かれ、足を引きずられる。



変化を拒絶する僕の前進は、裏切りで進む。



裏切られて、進む。


裏切られて違和感に気づき、
裏切られて嘘を知り、
裏切られて僕はあなたから離れ、
裏切られて自立し、
裏切られて、僕も嘘をつき、
裏切られて裏切る。


あなたに、裏切られたから。


変わりたくない僕を、あなたは裏切るという最低な行為で僕を引きずっていく。

その度に、僕は信頼できなくなって。

でもかすかな信頼を寄せ、

そしてまた裏切られるんだ。



そして、僕も進んで。



その先に一体何があるというのだろう。

殺人か、自殺か、破滅か。



進みたくない。






僕は。










これ以上、裏切られたくない
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