じゅんへ。
プロローグ
じゅんへ。
じゅんはあたしのこと覚えてますか?
あたしは今でもじゅんのこと、鮮明に覚えてるよ?
じゅんの顔、じゅんのつけてた香水の香り、髪型、じゅんの部屋…
全部、全部覚えてる。
今でもじゅんを想ってたときに聞いた歌、じゅんと一緒にいるときに聞いた歌…
聞くと胸が痛くってどうしようもなくなるときがある。
…でもあたし、じゅんのことちゃんと過去にするからね?
きっと、過去にできるから。
今は無理でも…
だから、じゅん?
絶対に幸せになってね?