最初で最後の千歳くん。~君と1000回のキス
正直、彼の顔なんてハッキリとは覚えてない。



元気ハツラツ。

よく喋る。

よく動く。

よく笑う。

まさしく、クラスの人気者という称号がピッタリ。



そんな感じの男の子だったってのはボンヤリ覚えてる。


私と正反対。

だから、私の事、気に食わなかったのかな。



こうして、地味でメソメソした性格の私は、小学生にして『ジメ子』デビューしたのである。



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