波乱の恋! 私・荻島美香が彼のハートをゲットするまで
 その後、美香はフレンドリーで2人の男と知り合ったけれど、やはり交際は上手くゆかなかった。
 異性との度重なるゴタゴタに私はもう黙っておれず、美香から直接問い質そうと考えた。

 フレンドリーでは都内のホテルのイベントホールを借り切って会員総会が開かれたけど、総会が終わった後に私は美香を別の場所に呼んで話しをした。

「どうしてこう…トラブルばかり起こしちゃうのかなァ? 折角、私が紹介したのに…ぜーんぶ、駄目になってしまったじゃなーい。おかげで私の面目、丸潰れだよ」

「私のせいじゃない、向こうが悪いのよ」

「アンタが悪いの!」

「私のどこが悪いって言うのよ!?」

「自分の事しか考えていないから!」

「なーにそれ?」

「なーにそれって?」

「雅美が言っている事、理解出来ないんだけど」

 マジで美香はこう言った。
 思わずため息吐いた私。
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