波乱の恋! 私・荻島美香が彼のハートをゲットするまで
 私はチラッと横目で見るだけで意識する事もなく、食べる事だけ集中するだけだ。

 カルアミルクとか、酎ハイとかで進んで行くと酔いが回って来ちゃった。

 刺身とか、串焼きとか、チーズフライとか、盛り合わせとか…

 料理もなかなかの美味でイイ感じ!

 途中でトイレに行って来て席に付こうとした時だった。
 仲間たちと飲んで酔っている1人の女性客がフラついて私とぶつかった。
 勢いで女性は床に転倒、私はその下敷きになってしまう。

 ショートの髪型にキチンとしたスーツ姿の女性は何も言わず、席へ戻ろうした。
 私すぐに立ち上がって女性の所へ歩み寄って相手の肩をつかんだ。
 振り向きざまの女性に注意をする私。

「人にぶつかっておいて無視って態度?」

「なーんだよテメェ?」

 目を細め無表情の女性。

「私とぶつかったんだよねー?」

「だから何なんだよ?」

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