茜色の記憶
第一章 幸せな日々
恋と愛の違いってなんだろう?
最近そんなことをよく考えてしまう。


恋はわかる。


ちょっとした仕草にキュンとなったり、優しくされるとつい頬がゆるんだり、別れ際がさみしくてついワガママを言って引き止めてしまったり……。

好きになって、ずっとずっと一緒にいたくなるってこと。一緒にいればいるほど好きになって、どんどん離れがたくなること。それが恋。


でも、愛とはどう違うんだろう。


感覚的には、愛のほうが恋より上級な感じ。深くて濃いイメージ。

ってことは、「好き」があふれる感じになれば、「愛」ってこと?

その境ってその時が来たらわかるんだろうか。

それとも自分でここからは愛だなって決めるんだろうか。

そんなことをついつい考えてしまうのは、多分わたしが今恋をしているからなんだろう。
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