『いじめられ』る人【短篇】


「はい、お電話有難うございます。
“いじめられ”屋でございます」

「あの、我が校で手のつけられないイジメがありましてですね……」

「毎度有難うございます。
只今予約でいっぱいでスケジュールは……」

――――
―――
――



【いじめられ屋】


いじめられるターゲットの取るであろう行動をあえて取り、自らが“いじめられ”っ子として存在するのが勤めである。

集団心理を利用し、自らがクラスの共通の標的になる事で、クラス全員を加害者(その他大勢含む)に仕立て上げ、輪を回復する。

論理摩り替え型の、

現代ビジネスである。







< 24 / 24 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:35

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

JUNK LAND【→】
笑夜/著

総文字数/115,528

ミステリー・サスペンス513ページ

表紙を見る
オレンジの光と埋もれる時間
笑夜/著

総文字数/3,128

その他1ページ

表紙を見る
こんなお葬式【長篇】
笑夜/著

総文字数/60,114

その他257ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop