オレンジ〜どうしようもないくらい君が好きなんだ〜
でも。

こっちの席空いてるぞ!


って言う友達の声。


友達が手を振る先には

涼香たちの姿があった…



こっちに向かってくる涼香。


友達の方へ向かう俺。


とうとうすれ違う。


スローモーションな世界。



挨拶なし

会釈なし

すれ違うと

いつも笑ってくれた涼香。


でも今日は

笑ってくれさえしなかった。


きっと眠いんだろう。

機嫌でも悪いんだろう。


だけど。

今日の俺には酷だった…



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