オレンジ〜どうしようもないくらい君が好きなんだ〜



俺はあいつの夢を壊すことを恐れた。

あいつが行きたがっていた大学。

あいつが"今の成績じゃ行けない"

そう言って嘆いていた大学。

今俺が告白して付き合ったとして

それでお互いにハマっていったら。

"支え合う"、とかなんて

綺麗事じゃないのが受験だって

俺は先輩を見てきたから分かっていた。

だから俺は自分の気持ちに蓋をした…

つもりだった。









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