オレンジ〜どうしようもないくらい君が好きなんだ〜





涼香。



それにしてますます分からない女


そう強く思ったのは


修学旅行2日目の今日だ。


キャンプファイアーを終えて


高まりまくったテンションで



夜、ホテルの部屋で友達と



まくら投げをして遊んでいると





ドンドンドン!!


部屋のドアが叩かれる。



やべぇ。先生だ。



騒ぎすぎた。





いや、違った。



ざっきーだった。


「きてほしいとこがある」


ざっきーに連行されたその先は



ホテルのロビー。





消灯時間が近くて誰もいない。





ただでさえ広いロビーが



やたらに広く感じる。





なんだ?ざっきー。


愛の告白か??笑




「連れてきたよ」



大理石のでっかい柱の陰に隠れてて



すっかり見えなかったけど、




そこには



涼香と愛子がいた。




あぁ、なるほど、そういうことか。


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