オレンジ〜どうしようもないくらい君が好きなんだ〜












ふと流しに目をやると


1人の女子が何かしている。


俺は気になって声をかけてみた。


「何してるの?」




ビクッとして振り返る。

艶やかなショートカットに

少し日に焼けた肌。

里奈だった。

里奈は笑顔でこう言った。




「ごはんの容器を水に浸してるの。
時間が経つとこびりついちゃって
みんなが後で洗うとき大変でしょ?」
< 69 / 199 >

この作品をシェア

pagetop