初めましての恋を。
「あのー、俺浅野優大って言うんだ。急で悪いんだけど、付き合ってくんないかな?」
私は、その言葉に思わずハァと言ってしまった。だって、あったことも話した事もないのに、付き合ってなんて!!
冗談にもほどがあると思う。
「急だってことは承知のうえなんだ!返事は今日じゃなくていい。気持ちが決まったらでいいから」っといいさっていた。

家に帰って、自分の部屋に向かって行った。
「美琴様、お帰りなさいませ。」
使用人たちが声をそろえて言った。
「ただいま帰りました。お母様はどこにいるのかしら」
私がそう聞くと仕事場にございますと言った。そうと一言言って食堂に向かった。
夕食を食べ終えてお風呂に入った。
私の家は、病院の理事長や、学校の理事長をやっているのだ。だから、家がとても大きい、そのせいか居心地が少し悪い。
「ハァー疲れたーーー」
この疲れはあいつのせいだ!私は浅野優大のせいとして、心のモヤを追い出した。
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