ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
『きゃーっ!結城さん!
頬、どうしたんですか!?真っ赤になってますよ!!』
モヤモヤした気持ちで戻った営業部で、新人社員の子が目を真ん丸にして驚いてる。
「別に何でもないよ……」
答えつつも頭の中は由宇さんが同一人物なのかどうかって事ばかり。
加藤さんが俺を見てたような気もしたけれど、気にならなくなっていた。
申し訳ないけれど、それくらい頭の中は屋上で出会った由宇さんの事で一杯だった。
途中あまりにも頬がジンジンと痛んだから、部署にある救急箱の中から冷湿布を取り出して貼った。
頬の痛みが和らぐ頃にうだうだ考えてても仕方ないと思うようになっていた。
同一人物かどうか確認してみればいいんだ。
違うならそれでいい。
はっきりさせるために彼女が落とした本を片手に企画部へ向かった。
頬、どうしたんですか!?真っ赤になってますよ!!』
モヤモヤした気持ちで戻った営業部で、新人社員の子が目を真ん丸にして驚いてる。
「別に何でもないよ……」
答えつつも頭の中は由宇さんが同一人物なのかどうかって事ばかり。
加藤さんが俺を見てたような気もしたけれど、気にならなくなっていた。
申し訳ないけれど、それくらい頭の中は屋上で出会った由宇さんの事で一杯だった。
途中あまりにも頬がジンジンと痛んだから、部署にある救急箱の中から冷湿布を取り出して貼った。
頬の痛みが和らぐ頃にうだうだ考えてても仕方ないと思うようになっていた。
同一人物かどうか確認してみればいいんだ。
違うならそれでいい。
はっきりさせるために彼女が落とした本を片手に企画部へ向かった。