ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
しおりを見て取ろうとした由宇さんの手は真っ黒で、咄嗟に届かない上の方へとあげた。
『お願い返してっ!』
瞬間ひどく泣きそうな顔で顔を見られて内心焦ったけれど、顔に出さないように
手を洗ってからの方がいいと言って、屋上を後にしてトイレへと向かった。
トイレへと、入ってく由宇さんをトイレ前で見送り壁に寄りかかって考えてた。
これからどうするか…だよな。
俺がこのしおりの片割れをもらったあの時の中学生だって言ったとして
その後になんて言えばいい?
“ありがとう”とか?
でも何に対してのありがとうかって聞かれたら困る。
もし、由宇さんがあの時話した事を全然覚えてなかったら
しおりのお陰で願いが叶ったって正直に言うのは恥ずかしすぎるし。
由宇さんは何て答えるのかな?
『お願い返してっ!』
瞬間ひどく泣きそうな顔で顔を見られて内心焦ったけれど、顔に出さないように
手を洗ってからの方がいいと言って、屋上を後にしてトイレへと向かった。
トイレへと、入ってく由宇さんをトイレ前で見送り壁に寄りかかって考えてた。
これからどうするか…だよな。
俺がこのしおりの片割れをもらったあの時の中学生だって言ったとして
その後になんて言えばいい?
“ありがとう”とか?
でも何に対してのありがとうかって聞かれたら困る。
もし、由宇さんがあの時話した事を全然覚えてなかったら
しおりのお陰で願いが叶ったって正直に言うのは恥ずかしすぎるし。
由宇さんは何て答えるのかな?