ラブ・マスター？ 【ラブレッスン番外編】

毎日通いつめてるせいか、周りの社員は、俺が室内を覗いても驚くような顔はしなくなった。



由宇さんを探すとケータイを両手で持っている。



メール返信しようとしてた？



由宇さんからのメール欲しいところだけど、苦手だって言ってたし、俺もう来ちゃったし。




面倒かけない方がいい
そう思って由宇さんに声をかけたのに。




何故だか由宇さんはこちらを見ることなくガックリと項垂れてしまった。




あれ？なんで？





そう思った俺を由宇さんはぐいぐいと人気の無いところへと押しやってく。




そしてメール返信くるまで待てなかったのかと叱咤口調で言われてしまった。




由宇さんメール苦手だって言ったくせに。



だからこうして来たのに。




怒られる理由が納得できなくてちょっとふて腐れ気味の俺にため息つく由宇さん。




は〜。由宇さんって難しい。