ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
射ぬくような視線で俺を見てきた部長。



その視線が本気なんだ物語っていた。



由宇さんを想っているって確信せざるを得ない。





「やっぱりそういう事か…」



くそっ。どうして部長なんだ?



例えば白岩チーフとかならまだ俺でも太刀打ちできるかもしれない。



だけど、仕事ができて周りからの信頼も絶大な人で。

俺には真似できない大人の魅力も持ってて。



何よりも




由宇さんが想いを寄せている相手。




その部長が恋敵だなんて
どうすればいい?




悔しい。





俺の方がずっと前から由宇さんを想ってきたのに。






ずっと由宇さんだけを探してたのに。





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