ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
屋上の扉を開けると綺麗な青空。


少し前まで外を歩いてた時より眩しく感じるのは地面よりも高い場所にいるから??




日陰に向かうとすでに由宇さんは来ていて、目を閉じていた。




「由宇さん」





声をかけると閉じてた目をゆっくりと開けて俺を見上げてきた。


あれ?




「なんか、疲れてません?目の下にクマありますよ?」




くっきりと浮かぶクマに覇気のない表情。
体調が悪いんじゃ……



『色々あって眠れなかっただけよ』




顔を逸らしながらそう言われて弁当を渡される。




何だかそれ以上聞いて欲しくないのか黙って俯く由宇さん。




たくさん話すようなタイプじゃないだろうけど、でもなんだかいつもと違う雰囲気。




一体どうしたんだろう?本当に寝不足なだけ??




「そうだ、同級生に連絡してみましたよ。

しおり持ってるか聞いてみました。

…残念だけど…皆違いました」




由宇さんの態度が気になってたけれど俺は今日話そうと思ってた話題を口にした。




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