ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
俺といる理由を、部長との事で相談に乗ってもらってる事にしてるようだけど、沢木さんがそれを信じてるとは思えない。




でも由宇さんがそう説明したのなら俺もそれに合わせるしかない。




今までは由宇さんにだけ俺の気持ちがバレなければ良かった。




だけどこれからは由宇さんだけじゃなくて沢木さんやにも自分の気持ちを偽らなくちゃいけない。




もしかしたら他にもどんどんと増えてくかもしれない。





増えてくにつれてどんどん由宇さんとの距離が遠くなっていく。





由宇さんといるのに気持ちが晴れなくて、
仕事が終わってから会うと伝えてもらうように言って、早々に屋上を出ようとした俺を由宇さんが呼び止めた。




イヤな予感がした






その声はとても緊迫したものだったから




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