ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
マサと沢木さんと3人で会った時、沢木さんが言ってた。




白岩チーフに言い寄られてる気がするって。




“無下にもできなくて困ってるんですぅ”なんて甘ったるい声で言われて、


どーでもいい内容だって思ってたから適当に返事して、今の今まですっかり忘れてた。





もしや沢木さんに決定的に拒否された?

俺の名前とか出ちゃってる?





「な、何があったんすか?」





『お前、今彼女とかいる?』




探りを入れたはずの俺の質問はスルーで逆に探りを入れられる。




いつもの軽い雰囲気の白岩チーフとは違って適当になんて返せそうにない。




「いません」




『嘘ついてないか?』




くっそ。



なんでこうなる?




「ついてません。何なんですか一体!」





『い、いやっいないならいいんだ。

俺の勘違いだな!わ、悪かった!!』




半ばキレ気味で問いかけると白岩チーフは急に態度を一変。今度は謝ってきた。




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