ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
愛しさ募る
由宇さんと想いが通じ合ってから最初の一週間はなんとなく照れ臭さもあって電話で会話をする程度だった。
やっと会えたのは付き合って2週目の土曜日。
昼間に会う約束をしての初デート。
会える嬉しさと緊張でその後どうするかなんて考えてなかった。
困った俺は由宇さんに「何かしたい事とか行きたい所はない?」と聞いた。
『別に何かするとかなくても平気よ。
私って出不精だからこうして二人でぶらつくだけで十分楽しいわ』
隣でニコニコしながら言う。
気を遣われた?と思ったりもしたけれど、由宇さんが嬉しそうに隣で笑うから本心なんだって思って嬉しくなった。
隣を歩く由宇さんと手が強めにぶつかった。
『あ、ごめんね?』
少し間を開けようとした由宇さんの手をギュッと握った。
「繋いでたらぶつかったりしないよ」
指と指をからませて繋ぎ直す。
余裕そうに見せてるけど、ジワジワと由宇さんの手の温もりが伝わる度に心拍数も上昇。
いい大人なのに手繋ぐだけでドキドキしてるなんてマサが知ったら確実に笑い飛ばされるな。
やっと会えたのは付き合って2週目の土曜日。
昼間に会う約束をしての初デート。
会える嬉しさと緊張でその後どうするかなんて考えてなかった。
困った俺は由宇さんに「何かしたい事とか行きたい所はない?」と聞いた。
『別に何かするとかなくても平気よ。
私って出不精だからこうして二人でぶらつくだけで十分楽しいわ』
隣でニコニコしながら言う。
気を遣われた?と思ったりもしたけれど、由宇さんが嬉しそうに隣で笑うから本心なんだって思って嬉しくなった。
隣を歩く由宇さんと手が強めにぶつかった。
『あ、ごめんね?』
少し間を開けようとした由宇さんの手をギュッと握った。
「繋いでたらぶつかったりしないよ」
指と指をからませて繋ぎ直す。
余裕そうに見せてるけど、ジワジワと由宇さんの手の温もりが伝わる度に心拍数も上昇。
いい大人なのに手繋ぐだけでドキドキしてるなんてマサが知ったら確実に笑い飛ばされるな。