ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】
『ちょっと〜道端でイチャイチャしないでくれる〜?』
ふたりで微笑み合っていると聞き覚えのある声がした。
振り返った先にはかなりにやけた顔で俺らを見ている姉貴の姿。
姉貴の店はもう目と鼻の先にあったけど、店内からはまだ見える距離に俺たちは辿り着いてなかったのに何でいるの?
『お客様のお見送りに外まで出たら、歩たちがイチャイチャしてるの目撃しちゃって。
つい声かけちゃった。
店寄って行くんだよね?中まで案内するからどーぞ?』
繋いだままの手に視線を落としながらうきうき声で話す姉貴に、由宇さんが真っ先に反応した。
バッと音が聞こえるんじゃないかって勢いで繋いでた手を離された。
『わ、わざわざすみませんっ!!』
ドアを開けて待っている姉貴の元へ駆け寄ってく。
その間、一切俺を見ようとはしなかった。
甘い雰囲気も一瞬で消え去って、置いてけぼりの俺、何気にショックなんだけど。
『由宇さんだけ中に入るの?
歩はまたどこかで時間潰す?』
姉貴の問いかけに俺も店の中へと足を入れた。
「俺も一緒に見るっつうの。
姉貴は今日付いてなくていいいからなっ!」
デートの邪魔されてたまるかっ。
ふたりで微笑み合っていると聞き覚えのある声がした。
振り返った先にはかなりにやけた顔で俺らを見ている姉貴の姿。
姉貴の店はもう目と鼻の先にあったけど、店内からはまだ見える距離に俺たちは辿り着いてなかったのに何でいるの?
『お客様のお見送りに外まで出たら、歩たちがイチャイチャしてるの目撃しちゃって。
つい声かけちゃった。
店寄って行くんだよね?中まで案内するからどーぞ?』
繋いだままの手に視線を落としながらうきうき声で話す姉貴に、由宇さんが真っ先に反応した。
バッと音が聞こえるんじゃないかって勢いで繋いでた手を離された。
『わ、わざわざすみませんっ!!』
ドアを開けて待っている姉貴の元へ駆け寄ってく。
その間、一切俺を見ようとはしなかった。
甘い雰囲気も一瞬で消え去って、置いてけぼりの俺、何気にショックなんだけど。
『由宇さんだけ中に入るの?
歩はまたどこかで時間潰す?』
姉貴の問いかけに俺も店の中へと足を入れた。
「俺も一緒に見るっつうの。
姉貴は今日付いてなくていいいからなっ!」
デートの邪魔されてたまるかっ。