零度の華 Ⅱ
『何故、消した?』
「この続きはご想像がつくはずですよ?零(ゼロ)を軽蔑し評論家達が語りだす」
『あぁ、そうだな』
「零(ゼロ)のニュースが流れるたび、同じ言葉を聞かされる身にもなって下さい」
それはあたしが謝らないといけないことか?
違う、そういうことは直接ソイツ等に言ってくれ
そんなこと言われてもあたしも困るんだ
烏(クロウ)に応えることなく無言でコーヒーを飲む
そして、サンドイッチに手を伸ばそうとした時、烏(クロウ)に邪魔された
「今回は何をしたんですか?」
『殺し』
「貴女は私にMIUNIT(ミニュイ)のメンバーを殺すよう指示しました。その理由は?」
『......はぁ』
大きなため息をついて、食べることを諦め烏(クロウ)の話に付き合うことにした